アリの行列を見ると、思わず追いかけてしまいませんか。
こう、真っ黒い団子状態になって虫の死骸やなんかにたかっているのを見ると、しゃがみこんで観察せずにいられません。
うぞうぞ這っている全体像は一見気持ち悪いのだけど、一匹一匹を観察してみるととても可愛らしい。ごっつんこしてわたわたしている姿を見るだに愛しさがこみあげてきます。
特に愛でたいのは体長2,5ミリくらいの小さい子ら。手をかざすと戸惑ってきょろきょろするところとか、指で通せんぼすると障害物に沿ってぐるぐる回ってる(言いかえると登ってこない)ところ。
かわいいですね。きゅんきゅんします。
一方、5ミリ以上の子は図々しくていけない。奴ら、靴だろうと背中だろうと無遠慮に登ってくるのでたちが悪いです。それに、常に急ぎ足。せっかちな人とは気が合いません。
あと、最近かわいいのがクモさん。壁で8本脚をちぢめてうずくまっている姿や、がんばって巣をかけている姿にときめきます。
脚はあまり長くない方がいい。ころころしてて、きれいな模様があって、全長5ミリくらいのが最高にかわいいですね。
しかし、たまに ぽつんっ って音を立てて天井から落ちてくるので、不意をつかれるとびっくりします。でも落ちた拍子にひっくり返ってもがいてたりするとなおもえる。
……ん? アリだのクモだの、見憶えがおありですか?
いやですよ、私の微妙な虫好きは今に始まったことではありませぬ。ダンゴムシやいも虫も昔っから好きでしたよ。本当ですよ。
ですから、クモが可愛いのは佐助を思い出すから、なんてことは決してありません。
うん、断じてありませんよ。
PR