* 警告 *
・カオスです
・ナチュラルに腐ってます
・管理人の人間性が危ぶまれます
* * *
政宗殿と一緒に、百貨店に来ている。特に何を買うわけでもなく、冷やかし半分商品を覗いては雰囲気を楽しんでいた。
エスカレータでのぼりながら下の階から順に見て回る。最上階にたどりつき、見る物もなくなって、さて帰るかと二人でエレベータに乗り込んだ。
8階から降り始めたエレベータは各階で数人ずつ客を増やし減らし、なかなか進まない。
このエレベータは外側がガラス張りになっており、開放的な眺めだ。
しかし幸村は階を示す明かりが点滅して移動するのを眺めていた。7の表示が消え、横の点が点滅し、その隣の6が光る。微かな振動とともにドアが開き、人が流れていく。
唐突に。今まで見ていたものとは全くなんの関連もなく、脳裏に映像が閃いた。
無残に砕けたガラス、ひしゃげた枠。いやに赤い視界。
視界の端で踊る光から、冗談みたいに黒い煙が立ち上って辺りを曇らせる。
見覚えのある場所。なのに生きている人がいない。恐怖が背中を駆け上る。
これは、いつのことだ――?
はっと我に返った。表示はまだ6階を示していた。隣には政宗が何事もなかったように立っている。実際、何もなかったのだ。ドアが閉まり、エレベータが静かに動き出した。
なんなのだ。今の不吉な映像は。
一瞬の白昼夢。だが、壊れて炎を上げていたのはたしかにここだった。
何かが激しく警鐘を鳴らしている。逃げろ。はやくはやく、できるだけ遠くに!
5階は今過ぎてしまった。いてもいられず4階のボタンを叩きつけるように押すと、静かに下降していた箱がすぐに止まり、扉が開く。隣に突っ立っていた政宗の肩をひっつかんで、狭い箱をとび出した。
「What!? ちょ、こんなとこで降りて何すんだよ!?」
驚いたような政宗の声よりも、逃げろ逃げろと叫ぶ正体のわからぬ声の方が強かった。己より華奢な体を半ば抱きかかえるようにして、急いでその場を離れる。入れ違いに数人の客が入って行った。
何をそんなに恐れているのか自分でもわからない。エレベータが、――落ちる、など。そうそうありえない話だ。だが不安でしょうがなかった。政宗なら後で謝ればすむ。今は一刻も早く危険から遠ざかりたい。
渡り廊下を何本も通り、階段を下りて外に出た時には、胸を焼く焦燥もだいぶおさまっていた。
政宗は訝しげな顔をしたが、機嫌を損ねることはなかった。迷路を走ってるみたいで面白かった、とまで言ってもらえて、ようやくほっとした。
幸村の暴走のために大分遠回りになってしまったが、改めて駅に足を向ける。
その時、先ほどまでいたデパートの方から白い煙が上がっているのが目に入った。かすかにサイレンのうなる音も聞こえる。まさか。
「ずいぶんと面白そうなことになってんじゃねえか。見に行ってみようぜ」
「な、なりませぬ! 危のうござる!」
野次馬丸出しに駆けつけようとする連れをあわてて止める。まさか、まさか。本当に落ちたのか。もし、あのまま乗っていたら。
ざあっと血の気が引いた。政宗を引っ張って飛び降りた自分の判断は正しかった。
昨今どこもかしこも物騒なものだ。政宗殿をなんとしてもお守りせねば。
と振り返ると、そこに政宗の姿はなかった。
「……政宗どの?」
* * *
という夢を見た。
ちなみに真田は私でした(爆)。だからあまりはしゃいでいる記述がない。
伊達が頭半分小さくて華奢で不覚にも萌えた。強引に引っ張ってもなんのかのでついてきてくれる筆頭可愛かった。はぐれて心細げにしてる真田も萌え。そして何に萌えているのかわからなくなってくるというオチ。
原因は分かってます。数日前ちょっといろいろあってだてさな無理! という事実に気づいたので昨日携帯でひたすらさなだてサイトを巡っていたからです。夢にまで見るとは。むしろ夢の中でまで萌に走ってる自分の頭が終わってる。
でも久々にすんごく楽しかった。
これだからやめられない。
政宗殿と一緒に、百貨店に来ている。特に何を買うわけでもなく、冷やかし半分商品を覗いては雰囲気を楽しんでいた。
エスカレータでのぼりながら下の階から順に見て回る。最上階にたどりつき、見る物もなくなって、さて帰るかと二人でエレベータに乗り込んだ。
8階から降り始めたエレベータは各階で数人ずつ客を増やし減らし、なかなか進まない。
このエレベータは外側がガラス張りになっており、開放的な眺めだ。
しかし幸村は階を示す明かりが点滅して移動するのを眺めていた。7の表示が消え、横の点が点滅し、その隣の6が光る。微かな振動とともにドアが開き、人が流れていく。
唐突に。今まで見ていたものとは全くなんの関連もなく、脳裏に映像が閃いた。
無残に砕けたガラス、ひしゃげた枠。いやに赤い視界。
視界の端で踊る光から、冗談みたいに黒い煙が立ち上って辺りを曇らせる。
見覚えのある場所。なのに生きている人がいない。恐怖が背中を駆け上る。
これは、いつのことだ――?
はっと我に返った。表示はまだ6階を示していた。隣には政宗が何事もなかったように立っている。実際、何もなかったのだ。ドアが閉まり、エレベータが静かに動き出した。
なんなのだ。今の不吉な映像は。
一瞬の白昼夢。だが、壊れて炎を上げていたのはたしかにここだった。
何かが激しく警鐘を鳴らしている。逃げろ。はやくはやく、できるだけ遠くに!
5階は今過ぎてしまった。いてもいられず4階のボタンを叩きつけるように押すと、静かに下降していた箱がすぐに止まり、扉が開く。隣に突っ立っていた政宗の肩をひっつかんで、狭い箱をとび出した。
「What!? ちょ、こんなとこで降りて何すんだよ!?」
驚いたような政宗の声よりも、逃げろ逃げろと叫ぶ正体のわからぬ声の方が強かった。己より華奢な体を半ば抱きかかえるようにして、急いでその場を離れる。入れ違いに数人の客が入って行った。
何をそんなに恐れているのか自分でもわからない。エレベータが、――落ちる、など。そうそうありえない話だ。だが不安でしょうがなかった。政宗なら後で謝ればすむ。今は一刻も早く危険から遠ざかりたい。
渡り廊下を何本も通り、階段を下りて外に出た時には、胸を焼く焦燥もだいぶおさまっていた。
政宗は訝しげな顔をしたが、機嫌を損ねることはなかった。迷路を走ってるみたいで面白かった、とまで言ってもらえて、ようやくほっとした。
幸村の暴走のために大分遠回りになってしまったが、改めて駅に足を向ける。
その時、先ほどまでいたデパートの方から白い煙が上がっているのが目に入った。かすかにサイレンのうなる音も聞こえる。まさか。
「ずいぶんと面白そうなことになってんじゃねえか。見に行ってみようぜ」
「な、なりませぬ! 危のうござる!」
野次馬丸出しに駆けつけようとする連れをあわてて止める。まさか、まさか。本当に落ちたのか。もし、あのまま乗っていたら。
ざあっと血の気が引いた。政宗を引っ張って飛び降りた自分の判断は正しかった。
昨今どこもかしこも物騒なものだ。政宗殿をなんとしてもお守りせねば。
と振り返ると、そこに政宗の姿はなかった。
「……政宗どの?」
* * *
という夢を見た。
ちなみに真田は私でした(爆)。だからあまりはしゃいでいる記述がない。
伊達が頭半分小さくて華奢で不覚にも萌えた。強引に引っ張ってもなんのかのでついてきてくれる筆頭可愛かった。はぐれて心細げにしてる真田も萌え。そして何に萌えているのかわからなくなってくるというオチ。
原因は分かってます。数日前ちょっといろいろあってだてさな無理! という事実に気づいたので昨日携帯でひたすらさなだてサイトを巡っていたからです。夢にまで見るとは。むしろ夢の中でまで萌に走ってる自分の頭が終わってる。
でも久々にすんごく楽しかった。
これだからやめられない。
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